春の心地よい時期に、千葉県にある成田山へひとり旅をしてきました。今回の目的は、老舗「川豊」で名物のうなぎを食べること。
この記事では、都内からのアクセス方法や「川豊」での待ち時間、実際にかかった費用をまとめています。限られた滞在時間の中で、成田山を効率よく満喫するための参考になれば幸いです。


成田山に鰻を食べに行ったワケ

私は関西在住なのですが、今回は東京での仕事の合間を縫ってのひとり旅でした。使える時間は、午前9時から午後3時までの約6時間。夕方から都内で予定が控えていたため、遠方への旅行は難しかったのです。
行き先を検討する中で、日常の喧騒から少し離れた場所へ行きたいという思いがありました。賑やかなアミューズメントパークでアクティブに過ごすよりも、歴史ある建物や寺社仏閣をのんびり歩きたい気分。
色々考える中で、最近、「出没!アド街ック天国」で成田山が特集されているのを思い出しました。趣のある参道を歩き、名物のうなぎを食べる。今の自分の気分にぴったりだと感じ、成田山への日帰りひとり旅を決めたのです。
成田エクスプレスで成田山へ
出発地点は渋谷駅。今回は成田エクスプレスを利用しました。ローカル線で安く向かうこともできますが、指定席でゆっくりと座って移動したかったからです。
成田空港へ向かう旅行客と同じルートを通るため、車窓を眺めているだけで、少し特別な小旅行へ出かけるような高揚感がありました。
11:40頃に京成成田駅へ到着。スーツケースを預けるために駅前のコインロッカーを探しましたが、すべて埋まっていました。ちなみに、京成成田駅のコインロッカーは硬貨と鍵を使う旧式のタイプでした。
近くのJR成田駅へ移動すると、無事に空きロッカーを見つけることができました。こちらは交通系ICカードが使える最新式。大きな手荷物がある場合は、最初から設備の新しいJR成田駅のロッカーを目指すことをおすすめします。
川豊とは?

今回のお目当てである「川豊(かわとよ)」は、成田山表参道にあるうなぎの老舗です。創業は明治43年(1910年)。もともとは利根川などで獲れる川魚の漁や卸問屋からスタートしたという歴史を持っています。
長年培われた良質なうなぎを見抜く目が、現在の職人さんたちにも受け継がれている名店です。また、注目すべきはその建物。木造3階建ての趣ある店舗は明治後期に建てられ、大正時代には旅館としても使われていたそうです。
現在では国の登録有形文化財にも指定されており、ただ食事をするだけでなく、歴史的な建造物としての見どころも満載。成田山の景観を象徴するような、非常にノスタルジックな空間が広がっています。
名店「川豊」で名物の鰻に舌鼓
今回の目的地である老舗うなぎ店「川豊」に到着したのは12:00頃でした。川豊では、店頭で整理券をもらい、スマホで順番を確認できるシステムが導入されています。お店の前で立ち尽くして待つ必要がなく、待ち時間の間に成田山を観光できるのは非常に便利です。
受付時に「1時間半待ち」と言われましたが、実際にスマホへ呼び出しの通知が来たのは50分後の12:50頃でした。店先では、外から見えるオープンキッチンで職人さんがうなぎを捌いて焼いています。なかなか見られない珍しい光景で、ついじっと見入ってしまいました。



入店時、店員さんから「1階の方が食事が出るのが早いですよ」と案内され、今回は時間の制約もあったので1階の席を選びました。1階にはテーブル席と座敷があり、基本的には相席となります。先にメニューを決めて会計を済ませてから座るスタイルです。1階の様子は下記。


注文したのは「うな重(3,200円)」と「肝吸い(200円)」。料理が来るまで、しばし席で待ちます。食事にありつけたのは13:30頃です。いよいよ待ちに待ったうなぎとご対面。

一口目で感動。うなぎの臭みは全くありません。表面はパリッと香ばしく焼き上げられているのに、中はふっくらとしています。卓上に置かれた山椒も非常に香りが高く、うなぎの美味しさをさらに引き立ててくれました。
ちなみに、2階席は席に座ってから注文するスタイルのようです。歴史ある建物の趣をじっくり味わいたい方は、2階席がおすすめかも。ちょっと後悔しました。ちなみに、2階への階段はかなり急です。
成田山への弾丸日帰りスケジュール
今回の成田山への滞在スケジュールをまとめました。限られた時間で観光する際の参考にしてみてください。
10:00頃:渋谷駅の成田エクスプレスに乗車
11:40頃:京成成田駅着
12:00頃:川豊で整理券取得(待ち時間に観光)
12:50頃:順番が来たとの知らせ
13:00頃:再び川豊へ
13:30頃:鰻を食べる
14:30頃:成田駅へ向かう(帰宅)
かかった費用
今回の成田山ひとり旅でかかった費用です。行きは成田エクスプレスを使ったので交通費が高くついています。帰りはローカル線で帰ったので安いです。交通費と飲食代を合わせて、合計で約8,600円ほどの出費となりました。
・コインロッカー代:700円
・川豊のうな重:3,200円
・川豊の肝吸い:200円
・成田山→東京(ローカル線):約1,000円
成田山新勝寺を散策
川豊で順番待ちをしている1時間の間に、成田山新勝寺を観光しました。限られた時間でしたが、境内の見どころをテンポよく巡ることができました。
まずは、入り口にそびえ立つ立派な「総門」。こちらは2007年に開基1070年を記念して建立された総けやき造りの門です。比較的新しい建造物ですが、日本古来の宮大工の技術が結集されており、圧倒的な存在感がありました。

総門を抜けると見えてくる「仁王門」。こちらは江戸時代の1831年に建立されたもので、国の重要文化財に指定されています。中央に掲げられた「魚がし」と書かれた大提灯は、東京・築地の旦那衆から奉納されたものだとか。江戸時代から続く人々の信仰の深さを感じます。

さらに急な階段を上ると、広大な広場とともに現れるのが「大本堂」。1968年に建立された新勝寺の中心となるお堂です。ここでは平安時代から続く「御護摩祈祷(おごまきとう)」が毎日欠かさず行われているそうです。

そして、大本堂の右手にある美しい「三重塔」。1712年に造られた国の重要文化財です。高さは約25メートルあり、周囲には色鮮やかな彫刻が施されています。

ここから境内をさらに奥へ進むと、広大な「成田山公園」が広がっています。訪れた日はちょうど公園内の桜が満開の時期でした。歴史あるお堂と、見事に咲き誇る満開の桜の競演は、息を呑むほどの美しさでした。歴史ある建造物を眺めながら境内を歩いていると、あっという間に川豊から呼び出しの通知が来ました。



まとめ
本記事では、成田山のうなぎの名店「川豊」での体験談をご紹介しました。3月の晴れた土曜日で混雑していましたが、整理券システムのおかげで効率よく観光できました。
・整理券システムがあるので待ち時間で成田山を観光できる
・1階は食事の提供が早い、2階は急な階段だが趣ある座敷席
・うなぎは表面がパリ、中がフワで、臭みもなくて美味
短い滞在時間でしたが、わざわざ足を運んで本場のうなぎを味わえて大満足の旅となりました。都内からのショートトリップを考えている方には、成田山はとてもおすすめのスポットです。
今回はここまで!
チャオ!