
クアラルンプールの旅行ではちょっと変わったことがしたい。インド人街があるって聞いたから、そこでインド映画でも見ようかな。
こんなことを考えている方へ。
本記事のポイントは次の通りです。
・コロニアル建築の「コロシアム映画館」は歴史あるインド映画館です。
・普通のガイドブックではあまり取り上げられない穴場観光スポットです。


クアラルンプールのメジャーな観光スポットでは満足出来ない方へ
こちらの記事でクアラルンプールのチョウキット市場を観光した後、そのまま周辺をブラブラと歩いていました。
他に面白い場所はないかなと、手元にあった「地球の歩き方」を眺めている中で、隅の方に小さく載っていたのが、「コロシアム映画館」でした。
コロシアム映画館では本格的なインド映画を見ることができます。この映画館はトゥンク・アブドゥル・ラーマン大通りにあるのですが、周辺一帯は「リトル・インディア」と呼ばれています。
その名の通り、インド系の住民が多い地域で、実際に歩いてみると、スパイス店・インド料理屋・生地屋が多かったです。
この経験、なんか面白くないですか? 王道の観光スポットには飽きてしまった人や、よく分からないけど面白い思い出を作りたい人にはおすすめの観光スポットです。
なお、インド映画は上映時間が3時間程と長いので、時間に余裕のある人向けの楽しみ方になります。
>>インドのムンバイで映画館に行ってきた
マレーシア最古の映画館のひとつ「コロシアム映画館」

コロシアム映画館は、クアラルンプールにあるインド映画専門の映画館です。その歴史は1920年から続いており、マレーシア最古の映画館のひとつと言われています。
900人を収容できる大型の映画館で、インド系の人々が多く暮らす、トゥンク・アブドゥル・ラーマン通りに位置しています。
歴史を感じさせるアールデコスタイルの外観。西欧の様式美が取り入れられたノスタルジックな建物は見ているだけでも楽しいです。
2012年にマレーシア政府から正式に「国家遺産(National Heritage)」として指定されたこの映画館は、2026年時点でも現役で営業しています。
コロナ禍を経て多くの古い映画館が閉鎖される中、「国家遺産」であるこの施設は逆に取り壊すことができなくなっているため、最古の映画館としての地位を不動なものとしています。
インド系が多い下町「トゥンク・アブドゥル・ラーマン通り」

コロシアム映画館のあるトゥンク・アブドゥル・ラーマン通りは、インド系が多い下町的なエリアで、「リトル・インディア」と呼ばれています。
この通りは、クアラルンプール最古の繁華街のひとつであり、そのためイギリス統治時代の歴史的な建造物が数多くの残っています。コロシアム映画館もまさにその中のひとつです。
趣ある建物を眺めながら歴史散歩も楽しいですが、エネルギッシュでパワフルなインドの風を感じるのも一興です。
スパイス屋、カレー屋、生地屋、服屋。カレーやスパイスの香りに包まれた街で、サリーやインドシルクを売り歩く声が聞こえてきます。
店の前を通ると必ずと言っていいほど声をかけられます。断る勇気を忘れずに色々散策してみると面白いです。
なお、2026年現在、観光ガイドブックなどで公式に「リトルインディア」として紹介されているのは、KLセントラル駅近くの「ブリックフィールズ(Brickfields)」という別のエリアです。
一方でこのエリアは、昔ながらのインド系ムスリムの生地屋や金細工店が並ぶ「元祖・リトルインディア」。観光地化されすぎていない、むき出しのローカル感が最大の魅力です。
コロシアム映画館へのアクセス方法
コロシアム映画館の場所は以下です。
トゥンク・アブドゥル・ラーマン通りにあり、道路に面した大きな建物なので見つけやすいです。入口に大きな映画のポスターが貼ってあるので、遠くからでも目立ちます。
私はコロシアム映画館の北にあるチョウキット駅から行きました。駅からトゥンク・アブドゥル・ラーマン通りをずっと下りながら観光していき、コロシアム映画館に到着というルートです。
途中には、地元の台所「チョウキット市場」があります。ここに寄り道しました。その様子はこちらの記事で詳しく書いています。
私のルートは、
です。
コロシアム映画館だけを目当てに行くなら、LRTのBandaraya駅で降りるのがおすすめです。最も近く迷いにくいルートで、徒歩5分〜7分で着きます。駅から南東方向に進むと、大通り沿いに映画館が見えてきます。
もしくは、Masjid Jamek駅で降りても良いです。MRTとLRTの両方が乗り入れており、徒歩約10分でコロシアム映画館に着きます。リトルインディアの喧騒を楽しみながら向かうならこの駅です。
なお、安全かつ時短で移動したいなら迷わずGrabを使いましょう。「LFS Coliseum」と入力すれば、映画館の目の前まで連れて行ってくれます。
主要観光スポットのKLセントラル、ブキビンタンからの時間と料金はざっくり以下が目安です。
所要時間∶10分〜20分
料金∶9〜14RM
日本円∶360円〜560円
所要時間∶15分〜25分
料金∶11〜16RM
日本円∶440円〜640円
※為替レートは2026年時点の1RM=40円で試算。
注意点として、クアラルンプールの夕方は、グーグルマップで表示される距離以上に渋滞が激しくなります。特に雨が降ると、Grabの料金が通常の1.5倍〜2倍に跳ね上がることもあるので、時間に余裕を持って配車するのが鉄則です。
また、Grabで目的地を検索する際は、単に「Coliseum」と打つよりも、正式名称の「LFS Coliseum Cineplex」と入力した方が、確実に映画館の目の前を指定できるので安心です。
クアラルンプールのコロシアム映画館でインド映画を見てきた
実際にコロシアム映画館でインド映画を観てきたので、その様子を書いていきます。
こちらが映画館入口の写真です。さすが1920年代から存在しているだけあって、歴史を感じるノスタルジックな外観です。

外壁に上映中の映画のポスターが掲げられていました。この大きなポスターを目印にして、映画館を探すと見つけやすいです。この時は「BAHUBALI 2」が上映されていました。

続編みたいですね。ポスターから想像するに、アクション物でしょうか。早速チケットを買うために中に入ります。
人はまばら。そこまで混んでいませんでした。パッと見渡すと、やはりインド系の方が多い印象です。

何を見ようかな、とチケットカウンターの電光掲示板で上映中の映画を確認しました。どうやら、「SIVALINGA」と「BAHUBALI 2」が上映中のようです。

正直どちらも知りませんが、コロシアム映画館はインド映画の劇場なので、両方ともインド映画であることは分かります。
「BAHUBALI 2」は表にポスターが飾ってあった方ですね。悩んだ末、時間的にもちょうどよかったので「BAHUBALI 2」にしました。
BOX OFFICE と書かれたチケット窓口に向かいます。チケットブースは有人でした。ここで希望の映画と席を伝えて料金を払います。

無事チケットを買うことができました。英語が苦手でも大丈夫。見たい映画と席を選ぶだけなので、カタコトでも意思疎通できます。大人1枚で14RMです。1RM=40円(2026年時点)なので、日本円で560円です。

それにしても安いですね。日本は映画を見に行ったら2,000円近くするのに、マレーシアではワンコインで映画を見ることができます。
上映まで時間があったので、館内の売店でお買い物をしました。どの国も共通ですね。やっぱり映画といったらポップコーンとコーラです。これで準備は万端です。上映開始を待ちます。

上映時間が近づくと、劇場内に入ることができました。赤色のシートに、橙色の照明。歴史ある映画館にふさわしい趣のある空間です。この日はお客さんが少なかったようで、私が一番乗りでした。

スクリーンはこの大きさです。手前にいる男性と比べてみると大きさが分かります。思ったよりも大きくて迫力があります。小さい映画館だと思って期待していなかったのですが、いい意味で裏切られました。

席に座っていると続々とお客さんが入ってきました。あっという間にほぼ満席になりました。観客は全員が地元のインド系の方々です。そんな中で日本人は私だけ。物珍しげな目線を感じたのは気のせいではないはず。
そのうち暗くなり上映開始! 「ゆっくり観ようかな…」と思っていたら、上映中は驚きの連続でした。インド映画の洗礼を受けたというか、とにかく日本での映画鑑賞とは大きく違う体験をしました。
まずは驚いたこと一つ目。
上映直後から爆音が響きました。冗談抜きに、耳が壊れるほどの音量でした。
どれくらい音が大きいかというと、静かなシーンになるまで気づかなかったのですが、3つか4席つ隣のおじさんの携帯がずっと鳴ってたようです。本人もそれまで気づかなかったらしく、慌てて消していました。
まずは驚いたこと二つ目。
とにかく要所要所でのお客さんの歓声がすごいのです。
主人公が悪と対峙する場面では、「それっ、行け!やっちまえ!」と言わんばかりに口笛や歓声をあげる。逆に悲劇のシーンでは、「あぁー」とか「おぉー」とか、落胆と悲しみの声をあげる。
すべての重要なシーンに観客がリアクションをしていました。「これがインド式なのか?」と思いながら観ていました。そして、ついつい自分も「あぁー!」とか「おぉー!」とか声を上げてしまう始末。
日本では決してできない、とても楽しい映画鑑賞でした。日本では、「映画館では静かにしなさい」「他の人に迷惑をかけないようにしなさい」と教えられます。
当たり前の話ですが、日本の常識が世界の常識ではないことを再確認しました。こうした発見があるから旅は楽しいのです。価値観が広まりますし、こうしてブログのネタにもなります。
まずは驚いたこと三つ目。
上映時間は3時間ほどでした。この映画が特別ではなく、インド映画は概して長いのです。物語は終盤へ。そして最後は主人公が悪を倒し、ハッピーエンドで幕を閉じました。
そして、クレジット(エンドロール)が始まりました。音楽に乗せて、出演者(キャスト)、制作スタッフ、関連企業、技術協力などの氏名・団体名一覧が流れていきます。
日本の場合は、最後まで流しますよね? 途中で席を立つ人もいますが、多くの人は最後まで席に座り余韻に浸るわけです。しかし、クアラルンプールのインド映画は違いました。
「お、クレジットが始まった」と思ったら、ものの数秒でブチッという音と共に画面が真っ暗になりました。クレジット(エンドロール)は強制終了し映画も終わり。早々に席を立つ観客たち。全然最後まで見ないんですね。あまりの潔さに笑ってしまいました。
カルチャーショックが多々ありましたが、結論、とても面白かったです。映画自体も面白かったのですが、「クアラルンプールでインド映画を見る」という”体験”が唯一無二で面白かったです。
それにしても映画が500円で見れるのは幸せです(私が旅行した2018年当時の価格です)。日本でもこれくらい安かったら毎週行くのにと思いました。
帰国してから調べたのですが、今回私が観た「BAHUBALI(バーフバリ)」は有名な映画でした。前作はインドで歴代興行収入第1位という大作でした。私が観たのはその続編です。
劇場が満席だったのは、人気作だったのかもしれません。ちなみに日本でも公開されていました。インド映画って面白いですよね。興味のある方はぜひ観てみてください。
映画『バーフバリ 王の凱旋』完全版公式サイト
https://baahubali-movie.com/index.html
近くにはコロシアム・カフェ(Coliseum Cafe)もあるよ

トリップアドバイザーより
コロシアム映画館で映画を堪能した後は、カフェで一息つくのはいかがですか?
コロシアムカフェ(Coliseum Cafe)は、コロシアム映画館に隣接したカフェです。
創業は1921年。
コロシアム映画館と同等に歴史があるレトロカフェです。
入って左側がレストランスペース。
右側がカフェ&バーになっています。
カフェスペースでも食事はできるそうです。
歴史を感じる映画館の後は、歴史を感じるカフェで一服はいかがでしょうか。
| 名称 | コロシアム・カフェ(Coliseum Cafe) |
| 住所 | 98, Jalan Tuanku Abdul Rahman, City Centre, 50100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur |
| 電話番号 | +60 3-2692 6270 |
| 営業時間 | 10:00〜22:00 |
| https://www.facebook.com/Coliseuzm1921 |
コロシアム映画館の基本情報

| 名称 | コロシアム映画館 (Coliseum Theatre) |
| 住所 | Jalan Tuanku Abdul Rahman, City Centre, 50100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur |
| 電話番号 | +60 7-777 6112 |
| ウェブサイト (フォートラベル) |
https://4travel.jp/os_shisetsu/10502805 |
【保存版】海外旅行時のおすすめホテル予約サイトまとめ


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【過去1年間で旅行ア イテムを25個集める と最高ランク】 ・100円で3pt獲得 ・客室アップグレードなど |
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※Booking.com
の場合、一度ランクが上がれば下がることはなく永久に特典が利用可能。
※Expediaの「旅行アイテム」とは、ホテル1室1泊で1個、航空券1枚で1個などで計算される。
※掲載ホテル数は、日本経済新聞(2024年1月5日)より。
まとめ


この記事では、クアラルンプールでインド映画が見れるコロシアム映画館をご紹介しました!
「海外まできて映画?」と思われるかもしれませんが、インド映画独特の雰囲気、鑑賞方法は旅の思い出になりますよ。
ということでまとめです!
今回はここまで!
チャオ!
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